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異種祭祀

異種姦系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

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古き良き触手 9

 悪魔の娘を宿とした我は、最初に苗床にした人間の女子を抱え、触手に塗れた翼で空を飛んだ。空を飛ぶだけなら魔法を用いれば触手の状態の時にも出来るが、翼を用いて空を飛ぶのはまた別の面白さがある。空中散歩も悪くない。
 そして、見定めていた人間の町に上空から降り立った。
 我の姿を見た人間たちから、悲鳴が上がる。
「あ、悪魔だ! みんな逃げろ!」
「い、いや、待て、あれは……触手様じゃないのか?」
 ふむ。どうやら悪魔の姿をしているが、翼が触手に塗れているので、どう判断すべきか迷っているようだ。
 触手ならば味方だと判断しておるようで、時代が変わったというのを理解していてもやはり妙な気分になるな。触手様という呼ばれ方も慣れぬ。
「我は触手族だ。この悪魔は宿にしておるだけだ」
 そのことを示すつもりで、我は抱えておった女子を腕の代わりに翼の触手で支え、掲げた悪魔の娘の腕から無数の触手を生やして見せた。
「すでにひとりの女子を苗床にしたが……この町全て、我が苗床にしてやろう」
 かつてなら人間どもにとって、これは絶望の宣言であった。
 しかし、現代の人間どもは。
「おおおっ! 誠ですか触手様!」
「おい、皆今日は宴だ! この町にも触手様が来てくださったぞ!」
「ありがたやありがたや……!」
 一気に盛り上がっていた。我に向かって拝み出す者までおる。
 なんというか、わかってはおったがなんとも据わりの悪い反応であった。


 そして我は、町の中心に急遽設えられた祭壇に祀られた。
 その周囲には、我の襲来を聞いて集まってきた人間の女子どもが数十人集まっている。いずれも苗床にされるということを聞いているだろうに、その者たちの表情は明るい。これから起こることを期待している様子が如実に感じられた。
 これだけの苗床を一度に確保出来るなど、昔ではまず考えられなかったことだ。少なくとも相応の計画と下準備が必要だっただろう。
 かつて我は幾多の町を滅ぼし、似たような数の苗床を生み出したことがあったが、その際も入念に計画を練り、準備をしてから挑むしかなかった。我であっても、ごり押しできなかったのが、かつての人間たちの力だった。
 それがいまではどうだ。むしろ向こうの方から苗床にしてくれと求めてくる有様。
 町の代表者とも話をした。その代表者も、村の女子を苗床として我に差し出すことに否やはないようだった。
 我が宿にしているこの悪魔は、町にたびたび現れては遊び混じりに損害を与えてくるような奴だったらしい。
 我がその悪魔を叩きのめして屈服させ、宿として活用していることを告げると、非常に喜ばれた。
 ただでさえ、触手は人間の守護者として受け入れられるようになっていたが、実害を与えていた存在を打ち払ったことで、英雄かのような扱いまで受けるようになってしまった。
 触手が英雄など、昔の我が聞いたなら笑いすぎて触手が絡まっていたことだろう。いまは我自身がそう扱われているので笑えないのだが。
 現在妊娠していたり、番がいたりする女子以外の、町の全ての女子が集められたと町長から連絡があった。
 色々と腑に落ちないところはあるが、触手族の目的を果たすのならこれほど都合のいい状況はない。
 我は触手をドーム状に展開し、集まった女子たちを閉じ込める。閉じ込めた女子どもから歓声があがった。
 ……悲鳴では無く、歓声が。全く調子が狂う。
「さて、苗床にされるというのに、よく集まった。我は古き時代より生きておる触手族。これより貴様らの身体を我が苗床とし、貴様らには触手を産んでもらう。……代わりに世の習わしに従い、我は貴様らを守護してやろう。まずは……」
 我は集まった女子の中で、いかにも『そう』だとわかる者の前に触手を伸ばした。
 青白い肌、安定しない呼吸、紫色に変色した唇。
 明らかに病に命を苛まれている女子だ。姉妹なのか、似たような面立ちの女子がその身体を懸命に支えている。
「しょ、触手さま……妹は病で……どうか優しく……」
「見ればわかる。回復魔法(ヒーリング)」
 かつては劣悪な環境に苗床を置かざるを得ず、病気にしてしまうこともあった。苗床が壊れては意味が無いゆえ、触手族は怪我や病気を癒やすことに長けている。
 我が魔法の前で、ただの病如きに意味などなく、あっさりとその女子の顔色は改善した。
「え……?」
「うそ……っ、もう治らないと言われていたのに……!?」
 ああ、なるほど。
 我はなんとなく触手族が受け入れられるに至った経緯を理解した。かつて、触手族が人間と共存し始めた頃、人間を健康な苗床とするためにその怪我や病気を治癒したのだろう。
 その中には人間ではどうにもならなかった病気も含まれていた。その後で苗床にされたとて、人間どもにとっては不治の病を癒やす神の如き存在となるわけだ。
 苗床にされたとしても、大人しくしていればいずれ健康体で解放されるわけだから、人間どもが我ら触手族を救いの手と勘違いするのは無理もない話ではある。
「苗床となるのに支障のある持病があるものは言うがよい。加えて……」
 我はここにいる女子たちの中では、珍しい表情を浮かべている者のところに触手を伸ばした。勝ち気そうな女子だ。眉を八の字に曲げ、いかにも不満がありそうな顔をしている。
「不満そうだな。苗床となるのが不満か?」
「……! そ、そりゃ……正直、いやよ……」
「チェルシー!! なんてことを!」
 周りの女子が恐れを滲ませて声を荒げるのを、我は触手を掲げて抑えた。むしろこういう女子の反応の方が納得できるし落ち着く、というのは言わぬが花であろうな。
「よい。ではなぜここにいる? 苗床となるのを希望する者だけで十分と伝えたはずだが?」
「あたしは妊娠もしてないし、恋人もいないから……」
 我は少し考えを巡らせ、その女子がやけに周囲の女子の様子を気にしているのを見て悟った。人間がよくいう世間体、という奴だろう。苗床になるというのはいわば社会貢献だ。
 その免除を触手側から許されている以外の理由――自身の好き好みで拒否するのは、周りに対する示しが付かないというところか。
「よろしい。では、抵抗するなよ。精神支配(マインドジャック)」
 我は魔法を使って、チェルシーというらしい女子の精神を一時的に支配した。
 女子の目から光が消え、茫洋とした表情になる。この魔法は対象者が抵抗しようとすると消費する魔力が一気に跳ね上がってしまう。ゆえにかつては使えなかったが、相手が抵抗しないのであれば非常に有用な魔法となる。
「他にも同様の者がいるのならば申し出よ。苗床になるのを嫌がるというのであれば、意識を断絶した状態で全て終わらせてやる。記憶には残らん。それが我からの譲歩だ」
 苗床にしないという選択肢はない。それは我の目的からも逸れるし、なにより他の人間どもがそれを許すとも思えん。ならば我に出来るのは、苗床となる記憶を残さないでおいてやるくらいだ。
 似たような女子が数人手を挙げたので、我はその者たちに魔法をかけて意識を奪っていく。
 これで問題はなくなった。
「では始めるとしよう――貴様ら、全員服を脱いで裸になれ」
 破いてやってもよかったが、手間が省けるのならばそれにこしたことはない。
 我の命令に従い、女子たちが服を脱ぎ始めた。

つづく
[ 2018/07/23 23:03 ] 小説・短編 古き良き触手 | TB(-) | CM(0)
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