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異種祭祀

異種姦系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

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人間型女性とラミア娘の百合

pixivで掲載している「人間型女性とラミア娘のイチャラブ百合もの」の改題版です。内容に変化はありません。

続きを読むからどうぞ。
 その湖の畔では、極めて静謐な空気を感じることができる。
 波紋一つ立たない水面は鏡のようで、湖の向こう側に広がる森を綺麗に写していた。風がないわけでもないのにその静けさは異常ともいえるものだったけど、この湖の側に暮らして数年。もうすっかりこの景色にも慣れてしまった。
 水面が静かなのは、湖に棲まう水竜が極めて温厚であるためだという。無闇に立ち入って騒がせたり血を流して汚したりしない限り、滅多なことで水竜が出てくることはないのだけど、それでもその存在感は害意ある者を湖に近づけさせなかった。特に魔力を持つ魔族はそういう気配に敏感なため、近付けない。
 私たちはこの湖から生活に用いる水をいただいていた。手桶いっぱいに汲んだ水を持って小屋へと戻る。
 この小屋にはその昔、人間の猟師が暮らしていたらしい。らしいというのは私たちがここにたどり着いた時には荒れ放題で、長年人が訪れた気配もなかったからだ。修理して暮らせるようにして数年経つけど、その間に誰かが訪ねてきたということもない。このあたりは魔族の領域に入っているから、無理もない。
 汲んできた水を貯めておく大樽に水を移す。何度か往復したおかげで、ずいぶん減っていた大樽には水が満ちていた。魔法でも使えればこんな苦労はしなくて済むのだけど、使えないものを嘆いても仕方ない。
 私たちはここで生きていくしかないのだから。


 かぷり、と首筋に彼女の牙が入り込む音がした。
 肌に穴が空いているわけだけど、音から想像するほど痛くはない。彼女の牙は吸血に特化していて、食い込む際に対象に痛みを与えないようにできているのだという。彼女の唾液には傷を治す作用があるから、穴の跡が肌に残ることもない。それは少し残念な気もする。
 私の傷口から流れ出す血を、彼女は愛しそうに飲む。その恍惚とした表情は、私のことを大切に思ってくれている証でもあるから、少しだけ誇らしい気持ちになる。ただ、吸われている側の私も、とても平常心ではいられないのだけど。
 思わず動かそうとした体は、全身に巻き付いているものの抵抗にあって、ほとんど動かせなかった。動こうとしたのがわかったのか、彼女は吸血を中断して心配げに眉を八の字に曲げた。
「どうしたの? 痛かった? 大丈夫? 気分悪い?」
 血を吸われるというのは、どんな種族にとっても致命傷になり得ることだ。血が少なくなれば気分は悪くなるし、体調の悪化を引き起こす。慎重に血を吸う彼女だが、彼女も種族の本能にはあらがいきれない部分がある。吸血に集中したいだろうに、少しでも異変を感じると、彼女は吸血を中断するのだ。
 そうさせてしまったことを申し訳なく思いつつ、私は応える。
「ううん・・・・・・大丈夫。邪魔してごめんね。・・・・・・き、気持ちよくて」
 血を吸われているのに気持ちいいとはおかしな話かもしれないけど、本当に気持ちいいのだから困る。吸血に忌避感を抱かれないように体質が変化したとか、彼女たちの吸血行為には魔力が込められていて、それが吸血されていることを気持ちよく感じさせるだとか、そういう風に世間では言われている。
 けれど、本当は少し違う。互いに吸血行為を真に受け入れた時、その行為はセックスのそれと同じで快感を伴うのだ。だから、私が気持ちよくなれているということは、彼女もまた気持ちよく感じてくれているのだということ。食事の快感だけではないものを、確かにお互い感じているはずなのだ。
 全身の締め付けがかすかに強まる。身動き一つとれない状態ではあったけど、私にとっては彼女に抱きしめられているのと同じ。強い抱擁と思えば、その状態も幸せといえた。
「・・・・・・もう、可愛いこと言ってくれるんだから・・・・・・吸い尽くしちゃうよ?」
 彼女は少し赤くなった顔を私の首筋に埋めて、牙によって空いた穴から零れる血をぺろりと舌でなめあげる。傷口を生暖かい舌がなぞっていく感覚が、たとえようのない快感となって全身に広がっていく。もしくは実際、影響が広がっていっているのかもしれない。
 ラミアの彼女は、その下半身の長い蛇の体を私の体に絡みつかせ、私の首筋に再度牙を突きたてた。

 ハーフエルフ。
 それが私の種族名だった。人間とエルフの間に生まれた私は、混ざりものとして忌み嫌われる存在だ。エルフの里で生まれたものの、その立場のせいでいろいろと辛い目にもあってきた。
 ハーフエルフは妖精と心を通わせられない。森に住むエルフたちは妖精と良好な関係を築いていて、妖精に様々なことを助けてもらっている。魔法を使用する際にも、妖精の補助があるのとないのとでは大違いだ。けれど、私はエルフたちのように上手に妖精と心を通わせることができなかった。人間は川をせき止め、湖を汚し、森を切り倒してしまう。それゆえに妖精は人間のことが嫌いであることが多く、私にも半分とはいえその血が流れている以上、彼らは私と仲良くしてはくれなかった。
 エルフは同族殺しを極端に嫌う種族だったから、なんとか暮らしていくことはできたけど、それでも侮蔑や差別の視線は常に向けられていた。純粋なエルフの母は私をエルフの里に置いて、人間の父親と共にどこかに去ってしまったらしい。一緒に連れて行ってくれなかったのは、逃避行に子供は邪魔だったんだろう。人間の里ではなくエルフの里においていったのは、人間よりはエルフの方がまだ孤児に対するあたりが柔らかいという気遣いだったのだとは思う。
 まあ、無責任においていく時点で気遣いも何もないのだけど。
 とはいえ、成人するまでなんとか生き延びられたのは、エルフの里だったからなのだとは思う。人間の里においていかれていたら、よくて奴隷か小間使いだろうし、最悪は迫害の末に死んでいたかもしれない。そういう意味では親の判断は正解だったのだろう。感謝する気はみじんも起きないけども。
 ともあれ、成人した私はすぐにエルフの里を出る決断をした。エルフたちがいかに同族を殺そうとしないとはいえ、そのままそこにいても未来はない。囮や捨て玉に使いつぶされるか。生け贄として消費されるか。ろくな未来が待ってそうもなかったから、15歳で成人すると同時に里を出たのだった。
 そして、私は運命の出会いをした。

 ラミアの牙には毒がある。
 ただし、その毒は人を殺したり痺れさせたりというものではなかった。やろうと思えばそういう毒を注入することもできるそうだけど、滅多にそういう毒を使うことはない。まあ、自分も相手も激しく動く戦闘中に噛みつくことができるわけもないから、考えてみれば当たり前のことなのだけど。
 彼女たちが吸血の際に注入する毒、それは人間の社会では媚薬と呼ばれるものだった。ラミアたちは吸血の際、対象の体をその細長い蛇の体で締め付けてくる。がっしりと固定してくるそれは、彼女たちなりの愛情表現ではあるのだけど、ラミア以外の種族にとっては結構苦しかったり、痛かったりする。そこで活躍するのが、彼女たちの毒だった。
 毒によって痛みや苦しみは麻痺し、頭が痺れるような快感を味わうことができるようになる。ラミアがそういう種類の毒を出せるのは愛しい相手に対する時だけだというのだから、不思議な話だ。
 それはきっと、彼女たちが相手に気持ちよくなってもらおうという気遣いを形にしたものだからなのだろう。だからこの毒に侵されるというのは、ラミアに愛されているという証でもある。そうでなくとも彼女に愛されている自信はあるけど、こうして確かに形にされるととてもうれしい。
 軽い貧血状態であるせいもあるのか、頭がぼんやりとしてとても心地よかった。ふと気づけば、彼女もまたとろんと蕩けた顔をしている。ラミアは牙から毒を出す。そして媚薬に値する毒には彼女たち自身も耐性がないから、口内に溢れた毒に彼女たち自身もあてられてしまうのだ。パートナーと一緒に気持ちよくなれるという意味では、よく出来てる。
 私がかろうじて動かせるのは首から上の部分だけだ。目の前には彼女の白い首筋。彼女がそうしてくれているように、私も彼女の首筋に噛みついた。
「ひゃぅんっ」
 可愛らしい声をあげて、彼女の体が震える。興奮して全体的に赤く色づいていた彼女の体は、可愛い声をあげてしまった羞恥からか、瞬く間に赤く染まる。リンゴのように色づいた頬や耳が愛おしい。私は彼女の首筋から耳へと口を移動させていく。這わせるように舌を動かし、彼女を責めあげる。舌の動きによって与えられる刺激は大きなものではないけども、気分も高まり、毒の影響で敏感になっている彼女には十分すぎる快感になるはずだ。
 案の定、彼女は全身を細かく震わせ、私を締め上げる力もぎゅっと強くなった。息苦しいほどの締め付け力だったけど、それが彼女が感じている証拠だと思えば受け入れられる。
 私が唇で彼女の耳を甘噛みするように挟み込むと、彼女は私の首にかじりついたまま、その身を震わせて絶頂に達したようだった。その瞬間の圧力は体がばらばらになってしまうかと思うほど強く、激しい抱擁によって天に召されるかと思った。
 痛みや苦しみが快感になっていてよかった。私の意識は激しい快感によって白く塗りつぶされた。

 ラミアは定期的に人の血を吸わなければならない。
 なぜそうなのかはわからないけど、長い間人の血を吸わないでいると魔力が衰えていき、蛇の部分が死んでしまうらしい。上半身の人の部分は平気だそうだけど、下半身が死んで上半身が生きていられるはずもない。
 だから、ラミアたちは人の血を吸って生きていかなければならない。他の種族の血ではだめらしい。人間たちの中にも変わり者は多いけど、基本的に彼らは排他的な種族だ。ましてや血を吸われるという実害を受け入れられない人間は多かった。
 彼女も私に出会うまでは人間の血を手に入れるのに相当な苦労をしていたという。時にお金を積んで、時に闇夜に紛れて襲って、稀に心優しい人間に協力してもらって。
 それでも悪評がたち、町を追い出されていた頃に、私と彼女は出会った。
 奇しくも私はハーフエルフ。半分は人間の血だ。エルフたちからは混ざり物と蔑まれた私だけど、ラミアの彼女にとって私は理想的な相手だった。私としても、散々蔑まれてきた血を求められれば、悪い気はしない。
 幸いハーフエルフの血でもラミアの生命維持には問題ないらしく、この数年私以外から彼女は吸血していないけど、健康そのものだった。
 最初は血が目的の、利害関係が主な繋がりだったけど、何年も一緒に暮らしていれば情も湧く。さらに、快感を伴う吸血行為を日常に繰り返していれば、その情が友愛から情愛に傾いていくのも当然のことだ。まして彼女とは性格的にも反りが合った。好きにならない方がおかしい。
 いまや、彼女との吸血行為は性行為のそれとほぼ同義になっていた。

 ふと気づくと、私はベッドに寝かされていた。見慣れた小屋の天井が目に映っている。
 寝かされているシーツの感触はわかるけど、体は指先に至るまで麻痺していて動かせなかった。とはいえ、彼女に血を吸わせたあとは大抵こうなので焦ることはない。肩に意識を集中してみると、そこから痛みがすることはなかった。もう彼女が治してくれたようだ。
 激しい行為のあとでぼんやりとする頭で天井を見上げていると、そこに彼女が覆い被さってきた。
「目が覚めた? 起きることはできる?」
 蛇のように瞳孔が縦に割れた瞳が、私を覗き込んでいる。その瞳には私しか写っていない。出会ったばかりの頃はそんな彼女の目が怖いと思ったこともあったけど、いまではその目に見つめられると安心してしまう。
「んんっ・・・・・・うーん、まだちょっと無理かな・・・・・・」
 これは少し嘘。本気で身体を動かそうと思えば、動くことは出来たと思う。けど、血が少ないことによる倦怠感はあったから、ちょっと甘えてみた。
 私の嘘なんて彼女にはお見通しだと思うのだけど、それでも彼女は心配そうにしながら私の体に彼女の体を巻き付けてきた。私はいまだ裸のままだったから、彼女の少しひんやりとした蛇の鱗が直接肌に触れる。
 彼女と暮らしていて唯一困る、というべきか種族の違いを如実に感じるのは、被服文化の違いだ。彼女たちラミアは基本的に服を着ない。上半身は普通の人のような形をしているのだけど、彼女たちの下半身は蛇の鱗に覆われてる。服を着ているとその鱗が引っかかってうっとうしいらしく、基本的に彼女たちは裸だ。
 対して、エルフの被服文化は人間のそれと変わりない。裸で寝るという行為自体、いまだにあまり慣れなくて、彼女と一緒に寝るときは気恥ずかしい思いをする。
 こういう関係になってからは、それもひとつの愛情表現と考え、裸同士で絡み合って寝ることも増えたけど。
 彼女は自由に動けない私の体に、その上半身を密着させてくる。ラミアは変温動物だからひんやりとした感触は、私の体温が移って徐々に暖かいものに変わっていく。それは私の熱が彼女に伝わっていることを体感で理解できて、とても嬉しいことだった。
「身体、起こすね。・・・・・・よいしょ、っと」
 私に巻き付いている彼女の身体が器用に動いて、私の身体をその言葉通りに抱き起こす。私はまだ身体にうまく力が入らなかったけど、彼女が身体を使って支えてくれているから、座った姿勢から倒れ込む心配はない。
「ご飯できてるよ」
 蛇の身体の部分で私の身体を支えつつ、彼女は上半身を伸ばして料理を取ってくる。こう言っては何だけど、便利な身体だなぁ、と関心してしまう。
 彼女は料理がとてもうまい。その中でも、精のつく料理が得意だ。身も蓋もない言い方をするなら、血を作りやすくなる料理を研究したからだという。エルフの里では植物や果実以外ほとんど食べなかったから、彼女の作る肉料理には、最初は面食らったものだ。その驚きも今では懐かしい。純粋なエルフなら肉料理なんて体質的にお断りなのだろうけど、半分人間の私は普通に肉料理を食べることが出来る。
 彼女が甲斐甲斐しく食べさせてくれるので、私はそれに甘えて彼女に食べさせてもらった。小さな子供みたいで恥ずかしくもあるけど、彼女の愛情を余すこと無く感じられるので、ついつい甘えてしまう。
「おいしい?」
「うん、とても」
 笑顔で笑い合いながら、私と彼女は食事を続ける。愛しい者との朗らかな空気は、かつて迫害されていた頃の私が求めてやまないものだった。
 いつまでここにいられるかはわからない。彼女も私も、敵が多い種族であることには変わりは無いからだ。
 けれど、彼女と一緒ならどこにだっていけるし、きっと切り抜けられると思う。
 一番愛しい者の存在を傍に感じながら、私は幸せをかみしめるのだった。


~人間型女性とラミア娘の百合 おわり~
 
 
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